首都圏とその周辺部で火災・震災から都市と住宅を守るために
「都市計画法」などの法整備が進み、都市の健全な発展と秩序ある整備が求められる社会背景と共に、首都圏不燃建築公社は公益法人として設立されました。都市はまさに、戦後復興期から高度成長期へ移り変わる節目の時期でした。こうした時期の住宅不足を背景に、細街路、高密度な土地利用が行われた地区が数多く形成されました。現在に至るまで、「木造住宅密集地域等(木密地域)」の解消は、首都圏及び都市部の大きな課題となっています。
「都市計画法」などの法整備が進み、都市の健全な発展と秩序ある整備が求められる社会背景と共に、首都圏不燃建築公社は公益法人として設立されました。都市はまさに、戦後復興期から高度成長期へ移り変わる節目の時期でした。こうした時期の住宅不足を背景に、細街路、高密度な土地利用が行われた地区が数多く形成されました。現在に至るまで、「木造住宅密集地域等(木密地域)」の解消は、首都圏及び都市部の大きな課題となっています。
都市再開発法による市街地再開発事業において、組合施行型としては都内第一号となった文京区江戸川橋地区を手がけ、昭和60年より関東大震災復興住宅である同潤会アパートの建替えを数多く手がけるなど、設立以来、私たちは数々の市街地再開発事業、防災街区整備事業などに取り組んできました。そこにあるのは、防災の観点から危険視される木密地域の再整備をはじめとする「災害に強い安全・安心で快適なまちづくり」への想いです。
一般財団法人(非営利型)に移行した私たちは、住宅金融支援機構の融資等を活用した賃貸住宅建設・譲渡事業や保証事業、市街地再開発事業等で培った経験を活かし、地方公共団体や地域の方々の意向確認、相談業務、調査支援など多様な事業を展開しています。これからも、公益法人であった長年の信頼と責任を守り続け、国・公共団体等の施策やニーズに合った事業展開を通じて、首都圏とその周辺地域における都市の活性化に貢献してまいります。
2004年、自治体本庁舎とマンションが一体となった日本初の再開発(南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業)をスタートしました。老朽化、分散化していた豊島区本庁舎の統合建替と都市のまちづくりを同時に進めるという前例のないプロジェクトを新たなスキームで2015年に完逐しました。現在、区本庁舎一体型の再開発プロジェクト第二弾として、葛飾区役所の建替えと京成立石駅北口前のまちづくりを同時に進める立石駅北口地区第一種市街地再開発事業を事業中です。