Cross talk

育児休業取得者クロストーク

育児休業を取得した男女の社員が
子育てをしながら働くリアルをご紹介

Member Profile

まちづくり推進部

主査

山士家 裕

5年目

総務部

課長代理

加藤 恵美

23年目

再開発部・まちづくり推進部

主査

吉冨 順子

32年目

Childcare Leave

育休を取得するにあたって

山士家
私は、まちづくり推進部で、都市再開発事業等のまちづくりに関する提案や調査、まちづくりを検討している方からのご相談対応などの仕事をしています。現在、3歳と、7カ月の子どもがいます。つい先日、第二子の育休を終えて復帰したばかりで、5年前、結婚のタイミングで当社に転職しました。前職では、忙しくなると独身だったということもあって遅くまで仕事をしてしまうこともありました。結婚して家族ができ、ワークライフバランスを考えるようになったのが転職理由の一つです。当社に入社を決めたのは、仕事へのやりがい、また転勤がないこと等、仕事と家庭のバランスが取れると考えたからです。前職の関係先でもあった当社のことは、一緒に仕事をする中でやりがいがあり、かつ働きやすそうな会社だなと思っていました。
加藤
結婚や出産を機に辞める方も以前はいらっしゃいましたが、私が入社した時は、育休をとられて復帰されたばかりの先輩がいたので「この会社では、育休が取れるのだな」という認識でした。ですから、自分の時も出産や育児で辞めなければという発想にはなりませんでしたね。もちろん、子育ては子どもの数だけ大変なことがありましたが、現在は、3人の子どもたちもそれぞれ大学生、高校生、中学生となり、随分と手がかからなくなりました。
吉冨
私にも子どもが二人いますが、すでに成人しています。私が育休を取得した当時は、時代的にもまだ今のように産休や育休といった制度が整ってはいませんでしたが、当社は、男性でもお子さんがいる方が多く、当時から子育ての大変さに理解があったように思います。両親は自営業で共働きだったので、私も子育てをしながら働くということは当たり前だと思っていました。ちょうど、最初の出産のときに、育休をとられた先輩がいたこともあって、その方をお手本にしながら、仕事と育児の両立ができたのだと思います。

子育て中の働き方

加藤
子育て中は、発熱などで保育園から急に呼び出しがかかることも多く、仕事を休まなければならないこともあるので、できるだけ次の日に仕事を持ち越さないように、今日やれることはその日のうちに終わらせておくというスタンスで仕事をしていました。
吉冨
なるべく仕事を自分だけで抱え込まないように気をつけていました。何をやっているかが分かるようにしておけば、急に休んだ時にも、他の人に対応してもらうこともできるので、それは意識してやっていました。今ならリモートで対応できることも多いですが、昔は携帯もなかったので、いろいろな人に助けてもらっていたと思います。
山士家
保育園からのお迎えの呼び出しがあったときには、お客様への訪問予定など、どうしても抜けられないスケジュールの場合は妻に行ってもらっていましたが、社内の事務処理や、翌日に回しても大丈夫な作業や社内打ち合わせの場合は、事情を説明して早退させてもらうといったことは何度もあります。
How to work
Company System

育児に役立った会社の制度

吉冨
当社には『時間休』という制度があり、ちょっとした用事などでも使えるので社員からも好評です。以前は1時間だけ休もうとすると、午前か午後の半休という選択肢しかありませんでした。『時間休』なら子どもの送り迎えはもちろん、1時間単位で昼休みとつけて所用を済ませたり、行政手続きなど日中でしか対応できない用件など、育児に限らず様々な場面で使うことができ、有給休暇も必要以上に使わなくて済むので助かっています。
山士家
第二子の妊娠中は、妻のつわりがひどく、上の子どもの保育園の送り迎えができない状態だったので、1ヶ月ほど毎日1時間、休みを取って子どもの送り迎えをしていました。『時間休』がなかったら対応できなかったですね。そもそも有給休暇がつきてしまいます。上司や周りの方も理解がある方々だったので、そういう働き方ができたのだと思います。
加藤
産休・育休の制度も時代にあわせて変化しています。2022年の法律改正に伴い、現在は育休の分割取得も可能となり、一定の条件を満たすと最大2歳まで延長や再取得が可能となりました。もちろん、その期間も引継ぎはしなければならないので、所属部署の上司を含め周囲の方々の協力は欠かせません。

育児休業を終えて

山士家
結果的に私は、第一子で3か月、第二子では半年の育休を取らせてもらいました。
もちろん、半年も仕事を休むにはそれなりに引き継ぎも大変ですが、これからの人生において、この時期に家族とともに過ごせた時間はとても貴重だと思っています。別の会社に勤める友人に話すと、とても驚かれます。大きな会社であれば、制度も整っていますし、社員もたくさんいて、育休も取りやすいのではないかと思いますが、現実的に当社の規模で、半年も育休が取得できるのは珍しいのではないでしょうか。もちろん、産休・育休の取得は制度として謳われている社員の権利ではありますが、上司からも率先して育休を取ってくれたことで他の人も取りやすくなると言っていただき、やはりどこかホッとしたのも事実です。
吉冨
2回の産休・育休を経て、今も仕事を続けていられるのは、周囲の方の協力のおかげです。振り返ってみて、当社でなかったら仕事を続けていられなかったかもと思うことはしばしばあります。
加藤
当社は非営利型の一般財団法人であり、社員一人一人が競い利益を拡大していくというより、協力することによって力を発揮し社会に貢献していく会社です。社員数もワンフロアの規模でお互いに顔がわかるからこそ協力しあえる関係を築き、こうした福利厚生、働き方が可能になっているのだと思います。
After Leave

学生(及び後輩)へのメッセージ

山士家
仕事だけ頑張るというよりは仕事と自分の趣味、仕事と家族との時間などについて、程良い感じでバランスを取りたいと考えている学生の方も多いでしょう。手前みそではありますが、当社は、福利厚生も充実していて働きやすく、仕事でやりがいを見つけることもでき、小さいながらもとてもバランスの取れた会社だと思います。様々な種類の仕事があり、自分がやりたいと思えばできる環境も整っているところも魅力です。5年勤めてみて、仕事だけではなく人生を充実することができるのかなと思っています。
加藤
仕事帰りに仲間同士で食事に行っている社員もいたり、社内旅行や忘年会など、上下関係なく交流の図れる機会も多いです。サークル活動も複数あります。コロナ禍で社会環境は大きく変わりましたが、当社の社員が穏やかな雰囲気であるのは昔から変わりません。仕事と育児とで忙しい時、私もそういう周囲の雰囲気に随分助けられてきました。勤続も20年を超えましたが、まだまだ勉強することばかりです。まずは、自分自身が総務として、当社がこれからも持続可能な会社として発展し続けるよう役に立つ人材になること、そして一緒に働く仲間が増えたら嬉しいなと思います。
吉冨
私自身、当社で働いていて人間関係のストレスはこれまであまりなかったですね。子どもが就職活動の際に「お母さんの会社に就職しようかな、楽しそうだし」と言われました。私もとても働きやすい環境だと思いますし、その雰囲気を子どもたちも感じとったのかもしれません。基本的に仕事の取り組み方をみてもみなさん真面目で、堅実な会社だと思います。入社以来ずっと社内での事務業務が主だったのですが、子育ても落ち着いて再開発部・まちづくり推進部に異動になってからは現場にも出るようになりました。はじめは戸惑いましたが、週に何度かは打ち合わせに同行したり、書類作成など事務局の仕事をする中で、地権者の方々といろいろとお話しする機会もあったりと、楽しく仕事ができています。資格はもっていませんが、自分にできることで会社にも社会にも貢献したいと思っています。長く続けていると、思いがけない変化が訪れるもので、それを楽しめると何年たっても仕事は面白くなっていくものだと思います。
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※本ページの内容は取材当時のものです。

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