7年目のリアル
企画経理部 主査
冨田 正人
再開発部から企画経理部へ
事業を支える仕事の面白さを実感
Profile
勤続年数 | 7年 |
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役職 | 企画経理部 主査 |
業務内容 | 経理業務全般、資金管理、損益進捗管理 等 |
保有資格 | 簿記2級、宅地建物取引士 |
どんな学生でしたか? | |
学生の頃は、スキーばかりしていました。ゼミを選んだ理由もスキー合宿があったからです(笑)。ニュースでみる株価情報など、もともと数字が持つ意味を考えるのが好きで、まちづくりについて経済発展という視点から研究をしていました。 |
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再開発部
原町一丁目7番・8番地区を担当 -
経理部(現:企画経理部)
積み重ねた仕事の先に得た信頼
「一般財団法人首都圏不燃建築公社」という名前を聞いて、どんな会社なんだろう?って思われる方も多いんじゃないでしょうか。私も、財団法人?公社って公務員?不燃?と疑問だらけでした。就職活動当時は「再開発をしてみたい」という漠然な思いでしたが、不燃公社の手掛ける「まちづくり」に興味をひかれ入社を希望しました。
入社後は再開発部に配属になり、地権者の方への説明資料作りからはじまって、とにかく先輩について地権者の方に会いに行ったり、行政との打ち合わせに同行したりして、ひたすら議事録をとっていました。
最初は話を聞いていてもさっぱり内容がわかりませんでした。それでもわからないなりに書いてまとめて、でてくる単語や専門用語を調べたり、教えてもらったりしているうちに、見たものや聞いたもの、調べたことがつながって、事業がどのように進んでいるのかがだんだんわかるようになりました。それを続けていくと、自分のできることが少しずつ増えて、1年か1年半くらいだったと思いますが、気づいたら地権者の方と直接お話をするような立場になっていました。
地権者の方から「冨田さんはこれについてどう思っているの?」と、意見を求められたり、「冨田さんがこう言っているならそうなのか」と、信頼してもらえたことがうれしく、だからこそやらなきゃいけないという責任も感じました。
数字から事業や会社を支える企画経理という仕事
ジョブローテーションで、2年ほどで再開発部から企画経理部に移りました。経理にいると会社のことが全てわかるといった話をよく聞いていましたが「そんなわけはないだろう」と、半ば疑っていました。しかし、日々伝票を作り、様々な数字に触れていると、本当に会社が今どういう状態で、しかも事業ごとにどの段階にいるのかが見えてきます。まちづくりについて、経済発展という側面から学生時代に研究をしていたこともあって、2年、3年とやっていくうちに、前年と比較して事業の動きがわかるようになりさらに仕事が面白くなりました。
現在は、会社全体の資金管理なども担当しています。再開発などは大きなお金が動くので、準備が必要です。事業の進捗に支障をきたさないためにも早めに情報をあげてもらえるように各担当者とも日頃からコミュニケーションを図っています。再開発部にいた経験から事業の流れはおおよそわかりますし、当社はそんなに大きな組織でもないので確認したいことがあれば同じフロアにいる担当者にすぐに聞きにいけます。相談、やりたいと思ったことなどは、ざっくばらんに話もでき仕事はしやすい環境だと思います。
先日、法律改正への対応と職員の業務効率化のため新たな会計業務システムの導入も行いました。やはり使い始めるといろいろな問題が出てくるもので、企画経理部としてそれをみんなが使いやすいものにしていくために、今はひとつずつ改善を図っているところです。
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08:45
出社
メールチェック -
09:00
伝票起票・振込データ作成
他部から経理的な質問等を受ける -
10:00
社内定例報告
現在の資金状況について -
12:00
昼食
駅前のご飯屋さんによく行きます
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13:00
外出
顧問税理士事務所へ -
13:30
税務相談
税制改正について打合せ -
15:00
帰社
事業資金の借入に必要な資料作成 -
17:15
退社
将来におけるキャリアビジョン
経理としては、精緻な資金管理・損益管理体制を整備したいと考えています。予算をたてるには事業全体を把握する必要があります。事業ごとの特徴やその地区の持つ背景なども理解していないとできません。反面、業務の過程で様々な知見に触れたり、事業を数値化してみるのはとても面白い作業です。不測の事態も考慮してストレス係数なども掛けて予測してはいますが、なかなか「計画通り」とはいきません。それでも、検証を重ねて将来的に役立てられるものにしていきたいと取り組んでいます。
もう一つやりたいことは、新入職員を育てることです。私もまたいずれ異動することがあると思うので、自分の仕事はちゃんと引き継げるようにして後輩に余計な苦労はさせたくないですね。再開発部にいた頃は、地区の状況や地権者の方によって対応が異なるため、必ずこうすればいいという正解がない分、常に考えながら進めるという点でとても鍛えられました。ただ、なかなかマニュアル化できないことが悩みでもありました。
経理の場合は、決まったルールや考え方があるので、仕組みとして情報共有ができる体制も整えていきたいと考えています。もちろん、システムだけに頼らず何かあれば自ら発信し自ら話を聞きにいく姿勢は常に意識しています。
キャリアを重ねる中で、自分の仕事が「一事業」から「会社全体の事業」にかかわるようになり、人とのつながりが広がったことを実感します。同時にコロナ禍を経験して、情報共有と適切なコミュニケーションの必要性を今強く感じています。
※本ページの内容は取材当時のものです。
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